沼の見える街

ぬまがさのブログです。おもに映画の感想やイラストを描いたりしています。

『マッドマックス 怒りのデス・ロード』観たー!!

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  • というわけで『マッドマックス 怒りのデス・ロード(原題 MAD MAX : FURY ROAD)』…観てきましたよウオオォォーー! TOHOシネマズ新宿、IMAX3D字幕版!1900円(auマンデイ1100円+特別料金800円)!ウオオォォー!
  • もう、感想とか、「ウオオォォーー!」としか言いようがないですね。全人類が、行ける限り一番でっかいスクリーンに今すぐ行って鑑賞すればいいんじゃないかな…。凄い凄いとは聞いていましたが、これほどとは。今年も前半が終わろうという頃に、超ド級の映画がきてしまいました。
  • なんというか、「この作品を公開時に劇場で観た」ということを一生自慢できる映画っていうのがこの世には存在しますよね。それこそ『ベン・ハー』とか『2001年宇宙の旅』とか『ジョーズ』とか。今回の『マッドマックス』はまさにそれでしょう。「100パーセント映画史に残る」と断言できる大傑作です。
  • このブログを読んでくださってる方でも、「映画館とかそんな行かないな〜」という方もいらっしゃるとは思うんですが、本作だけは絶対に映画館で観た方がいいですよ。できればIMAXとか、TCXとか、なるべく大きなスクリーンで。
  • 「でもシリーズものでしょ?マッドマックスとかよく知らないし…」と心配される方もいるかもしれませんが、そういう心配は開始8秒くらいで後方に吹き飛んでいくので問題ありません。
  • というのも、私も完膚なきまでに「にわかファン」でしたので。Huluで一応「1」と「2」はチェックしておきましたが、それすらも別に不要だった、ということに映画が始まってすぐに気づきました。アレですよ、世界が色々あって滅んで、「ヒャッハー!」な感じになっちゃったんですよ。砂漠で、危なくて、怖いんです。それくらいの認識で大丈夫です。
  • 今回の『マッドマックス』、まあ言っちゃえば「究極のバカ映画」ですよ。気の狂った作品です。気の狂った車に乗った気の狂った悪党どもに追っかけられて、気の狂った死闘を繰り広げるんですよ。それだけの映画です。セリフもほとんどないし、展開も超絶シンプルです。
  • にもかかわらず、扱っているテーマの深いこと。感服せずにはいられません。すでにあちこちで囁かれているように、これ、ど真ん中ど直球の「フェミニズム映画」なんですよね。社会に抑圧された女性たちが、立ち上がる話なのです。(個人的に真っ先に連想するのは、去年ベスト級に好きだった「ある映画」なのですが、タイトルをあげるとネタバレになっちゃうのでまたいずれ…。)
  • 少しだけあらすじをいうと、主人公のマックスが、ひょんなことから「奴隷」のような身分の女たちと一緒に追っ手から逃げることになるんですね。その逃走と戦いの過程で、「男に虐げられた女は、一体どうすればいいのか」という大きなテーマが徐々に浮かび上がっていく。
  • ひどい扱いを受けていた女たちが、自由を求めて「理想郷」を目指し、「社会」から逃げようとするのは当然のことです。実際、奴隷だった女たちは最初、どこかに存在するとされる「理想郷」にひたすら向かっていきます。しかし、途中である真実が明らかになります。その後にマックスが女たちに提示する、とある「決断」とは…? それこそが、これ以上ないくらいに明白な本作のメッセージであり、先ほどの問い「女たちはどうすれば良いのか」に対する「答え」を示しているんだと思います。
  • あ、でも、テーマ性やメッセージ性の極めて強い作品とはいえ、説教くささはゼロです。なんつっても『マッドマックス』ですから!「おめーにだけは説教されたくねーよ」って映画ですよね…。実際、下手な映画にありがちな、テーマっぽいことを口でベラベラ喋る、みたいな場面は皆無です。画(え)で見せる、行動で示す、をとにかく徹底している作品なので。狂暴なガチバトル、ド派手なアクション、残酷で時に美しい大自然の風景に身を委ねているだけで2時間が飛ぶように過ぎていくことでしょう。それでも、見終わった後「なんにも残らない」ということは絶対にないと思います。何かしら心に深く残るものがあるはず。そこが素晴らしい。
  • 急に脱線する上に、微妙に重い話でアレなのですが、「生きる意味とは何か」っていう問いがありますよね。「生きてたって仕方ないじゃないか」って悩んでしまう人もいて、思いつめたあまり自殺しちゃう人もいます。知人にも何人かいますし、全然他人事じゃないです。
  • でも、アホみたいな意見とは重々承知なのですが、今日この『マッドマックス』をみて、やっぱり死んじゃうよりは生きてた方がいいよな、とつくづく思いました。だって死んじゃったらこんな凄い映画みられないですし。そして生きてれば、またこんな凄い映画をみられるかもしれないですもの。それも2千円とかで。だから「なんで生きるのか」って、もう、「映画見たいから」とかでいいんじゃないですかね。他人はそんなのくだらないと言うかもしれないけど、放っておけばいい。
  • …ものすごい脱線をしてしまいました。なんか暗いし。くたびれてるからかな。いや、映画の力ですかね…。ま〜適当にスルーしてください。さて、公開直後なのであんまり詳しく語らない方がいい気もするし、凄い映画をみて絵を描いて文章まで書いてクタクタなので今日はこの辺にしときますね。いや〜…本当に…凄かった。またいずれ。