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沼の見える街

ぬまがさのブログです。おもに映画の感想やイラストを描いたりしています。

2015年(前半)映画ランキング!

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  • 7月になりましたので、さっそくですが「ぬまがさ2015年(前半)映画ランキング」を発表したいと思います。ワーワー。ベスト10はこちら。どん。

1)マッドマックス 怒りのデスロード

2)きみはいい子

3)百日紅 〜Miss HOKUSAI〜

4)海街diary

5)花とアリス殺人事件

6)アリスのままで

7)THE COCKPIT

8)百円の恋

9)フォックスキャッチャー

10) ラン・オールナイト

  • 1位『マッドマックス 怒りのデスロード』…意外性がないのが申し訳ないけど仕方がない。やはりぶっちぎりのインパクトと完成度を誇る、映画史に残る大大大大大傑作。まだ観ていない方も、本作だけはぜひとも映画館で。これを超える映画は、しばらく現れないでしょう。
  • …とか思ってた矢先に、きのう観た『きみはいい子』で、まさかグラッときてしまうとは…。マジで『マッドマックス』と比べても遜色ない、世界に誇れるド級の傑作邦画。監督の前作『そこのみにて光輝く』も各方面から絶賛の嵐だったが、はっきり言って本作の方が格段にすごい。教育問題や育児問題に関心がある人はぜひ、とかでは全くなく、なるべく全人類が観た方がいいです、大げさではなく。…その点でも『マッドマックス』級か。またそのうちに詳しく。
  • 3位『百日紅 〜Miss HOKUSAI〜』。賛否あるようだけど、やはり現代アニメのひとつの到達点であることは間違いない。朝焼け、人の行き交う橋、雪景色、夜の火事。光や空気といった視覚的表現や、風や雑踏などの音響的表現の組み合わせによって立ち上がる、「映画的」としか言いようのないパワフルな江戸アニメ空間に圧倒される。海外で最近めっちゃ凄い賞を取ったとのことですが、当然でしょう。だってめっちゃ凄いもん、この映画。まだギリギリ池袋とかでやってるとのことなので、観られる方はぜひぜひ映画館で。
  • 4位『海街diary』。ここ最近の実写邦画の最高峰。静かで淡々としていて、大きな事件もないし、悪い人も出てこないのに、とんでもなくドラマチック。なんといっても4姉妹の魅力的なこと。とくに四女すずちゃんの無体な可愛さときたら、これ…大丈夫なんですかね。2次元を愛する健全な青少年が見たら、うっかり3次元に目覚めちゃったりしませんかね。…妄言はともかく、どんな人にも迷わずオススメできる一本。超イイですよ。
  • 5位『花とアリス殺人事件』。もう大好き。ずっとサントラ聴いてます。あ、『百日紅』と同じ映画祭に出品されていたのか…(惜しくも受賞は逃したようですが)…知らなんだ。芸術っぽい観点からも優れてるんだろうが、言わば女の子がキャッキャする百合アニメでもあるので、気軽に観てもふつうに楽しめるはず。すっとぼけた語り口の合間に、ふとした瞬間の美しさを鮮やかに切り取り、切なくも深い余韻を残してくる手腕が実にニクい。8月にソフト化するようなのでチェックしてみては。なお本作は10年前の実写映画『花とアリス』の前日譚。そっちも面白いのでぜひどうぞ。
  • 6位『アリスのままで』。ジュリアン・ムーアがむきだしにする真っ暗闇の絶望と、ほんのわずかな光。むざむざと失われる記憶と知性を前に、あまりに無力な人間。なんの救いもない映画。なのにどうしてこんなにも美しく、さわやかなのか。とくにラスト……。必見。
  • 7位『THE COCKPIT』。よく知らないジャンルだろうと関係なく伝わってくる、何かを作り上げることの根源的な楽しさと熱さ。和製ヒップホップの作り手に愛情と敬意が湧いてくる。ドキュメンタリーの新たな可能性を提示。今月リバイバルするそうなので、創作とかしてる人は是非。二次創作してる人も是非。
  • 8位『百円の恋』。「化け物」安藤サクラがその本性を露わにする。ボクシング映画というよりも、敗北と闘い全般の映画。まさにボクサーの会心の一撃のようにバシッとはまる脚本の見事さよ。ひゃっくえーんひゃっくえーん。しびれる。
  • 9位『フォックスキャッチャー』。レスリング兄弟と大富豪の、こじれにこじれた三角関係。愛らしい人なんて一人も出てこないのに、なぜかみんな愛おしくてたまらなくなる。観て日数が経つごとにじわじわ好きになる映画。渋すぎ。
  • 10位『ラン・オールナイト』。映画史に残ることは多分ないであろう、平凡でシンプルな愛と復讐と贖罪の物語。でも好きなものは好きなんですよ。殺意に燃えるエド・ハリスに萌える。夜更けに一人で見るのにぴったり。
  • ベスト10からは外したけど、良作は他にもいっぱい。『0.5ミリ』『アメリカン・スナイパー』『きっと、星のせいじゃない』『イミテーション・ゲーム』『博士と彼女のセオリー』『駆込み女と駆出し男』『皆殺しのバラッド』『オン・ザ・ハイウェイ』etc……。いくらでも語れる映画ばかりだけど、今日はこの辺で。今年前半も豊作でしたね。後半戦も楽しみです。…観られるかな…。いや、がんばって時間を作ろう。ではでは。