沼の見える街

ぬまがさワタリのブログです。すてきな生きもの&映画とかカルチャー。

ファイアアルパカと私

  • 今日も翻訳をしたり漫画を描いたりしていた。ちなみにお絵描きソフトは「ファイアアルパカ」というのを使っている。ネットでタダで手に入ったフリーソフトだ。でも本当は、「SAI」というソフトをいろんな人がオススメしていたので、そっちにしようと思っていた。お試し無料期間の1ヶ月がすぎたら、製品版も買うつもりだった。
  • しかし私は、その期間に新しいノートパソコンを買ってしまっていた。MacBook Airである。まずブルーレイ非対応という衝撃が私を待っていたわけだが(せっかく買った『叛逆の物語』が見られなくてショックだった)、衝撃は他にもあった。そう、SAI非対応である。マジかよと思った。Macって絵とか描く人がよく使うみたいなイメージなのに、(たぶん)いちばんメジャーなお絵描きフリーソフトであるSAIに対応してないのかよ、と…。私はやや裏切られた気分になった。
  • 不幸中の幸いは、まだSAIの製品版を購入していなかったことだ。5千円くらい無駄にするところだった。無知とは恐ろしい。そんなわけで、SAIに代わるようなお絵描きソフトを私は探した。最初だしなるべくタダのやつがよかった。そして「ファイアアルパカ」というフリーソフトがあると耳にしたのでさっそくホームページに行ってみた。しかし、真面目そうなSAIのホームページと違ってなんかチャラチャラしていて、ちょっと怪しかった。無料期間とかじゃなくてひたすら永遠にタダですよ、という姿勢もなんか胡散臭く思えてきた。とはいえ何と言ってもタダなので、とりあえずダウンロードしてみた。
  • まずは『ゴーンガールズ』という、大晦日ほむさや漫画を描いてみた。お絵描きソフト自体が初めてだったので、「レイヤー」という概念がとにかく便利で衝撃的だった。これはボールペンには戻れないかもしれんな…と少し寂しく思ったが、まあいいかと思い直し、引き続き『中沢マンガ<銀の幕>』とか、『スノーフルガールズ』とか『ヒアアフタースクール』とか『リッスンガールズ』とかブログのイラストとか、色々描いた。そして今に至る。
  • さてファイアアルパカだが、今のところ全然問題なく、とても便利に使えている。チャラいとか胡散臭いとか言って申し訳なかった。まあフリーソフトなので機能は最低限なのかもしれないが、私くらいのもんにはコレくらいがちょうどいい気もする。ていうか最低限とか言っても、まだ全然すべてを把握できてないしな。作品を描くごとに新しい機能や技や活用法を発見している。「なんで今までコレに気づかなかったんだ…」というような初歩の初歩みたいな機能も相当見落としているが、それはそれで娯楽性がある。
  • 今回の漫画で最大の発見は、「透明度」という概念だろうか。今までは「下書きの線を薄くして他のレイヤーと区別しやすくするための便利機能」くらいの認識しかなかったが、「色の透明度を自由に変えられる」って、めちゃくちゃ役に立つ機能じゃん!と感嘆している。「何を今更…」って感じですよね。でもまあ、ホント、こんなノリなのです。今後もど素人なりにトライアル&エラってこうと思います。
  • 数少ない不満は、サムネイルが表示されないのと、タブの並び替えができないことと、たまにバグって謎の線が引かれることと、消しゴムスイッチがずっと無効になってること…ってけっこうありますね。まあタダだしな。このソフトを「修得した…」と確信したら、有料のヤツも試してみるか…。
  • まったく内容がなくてアレですが、目がしょぼしょぼするので今日はこの辺で。ファイアー。