沼の見える街

ぬまがさのブログです。おもに映画の感想やイラストを描いたりしています。

相撲が好き!ジャンプ感想(38号)

  • 今日見た傑作映画『ナイトクローラー』とか、地味に先週観ていた『ラブ&マーシー』とかの感想も早いとこ書きたいんですが、先にジャンプ感想を。
  • 先々週の合併号はワートリが全部もってった感がありましたけど、今週は何と言っても『火ノ丸相撲』ですね…! 久々にジャンプで涙ぐみました。もはやこの漫画、一週ごとのお話のクオリティでいったら、マジでジャンプ史上最高レベルなのでは…。まあ地味っちゃ地味だけど。特に今週のバトルなんて敵味方どっちも普通にお相撲さん体型の巨漢なので、絵的には全く華がないんだけど…!
  • ふと思ったんですけど、『火ノ丸相撲』ってジャンプ版『響け!ユーフォニアム』なんじゃなかろうか。地味といえば地味だし、ベタといえばベタだし、人気が爆発して二次創作が盛り上がったりはしないんだろうけど、ひたすら作品としてのクオリティが高いっていう。リアリティと漫画(アニメ)的描写のバランス感とか、王道を行きつつテンプレを微妙に外してくる姿勢とか、なんか似てませんか。そんなことないか。
  • 今回のサブタイトルは『相撲が好き』。実際(「あたし、ユーフォが好き!」ならぬ)「相撲が好き」という想いの強さが今週のキーワードです。まず、対戦相手・真田の「相撲が好き」な想いが過去の回想を通じて語られる。愛する相撲部を守るために、部の邪魔をした不良たちを腕力で排除し、ひとり泥をかぶって一度は退部までする真田。金盛に「相撲好きじゃなかったのかよ」と聞かれ、「…好きだよ 俺ほどの相撲好き そうはいねえさ」と返す。暴力には暴力で立ち向かい、自分の「好き」を押し通す真田。いかにも少年漫画的な強さとかっこよさですね。
  • そんな「強者」真田が停学中にふと、不良たちに潰されかけた他所の相撲部で孤独に練習に励む小関部長の姿を見かける。小関の哀れっぽい姿に同情し、さらには「弱いから悪いんだぜ…」と軽蔑する真田。しかし2年たってもまだひとりで練習を続けている小関の姿を観て、真田の小関に対する同情と軽蔑が「恐怖」に変わる…。このいっけん奇妙な感情の流れにすごく説得力があって、本当にうまい。真田と小関の対照性が見事に活きている。暴力に耐え抜きながらひとりで「好き」を貫いている小関を目の当たりにして、暴力で「好き」を勝ち取った真田の、「自分ほどの相撲好きはいない」という確信が揺らいでしまったんですね。
  • 不良を蹴散らす圧倒的な強さを持つ真田が、不良に虐げられていた温和な小関にめちゃくちゃビビっているという構図の面白さと熱さ。「耐えて耐えて耐え忍んで そしてついに 勝ち取った…!」のコマで仲間とともに立つ部長の姿にはもう、泣くしかない。いや〜…。毎回絶賛してる気がするけど、今週は本当に見事の一言ですわ。これで新人とか、どんだけだよ川田…(呼び捨て)。
  • ウオォ、『火ノ丸相撲』だけで1000字オーバー…。でもそれだけの価値のある回でした。申し訳ないけど疲れたので他の作品はてきとうに済ませます。
  • 食戟のソーマ』。先週「なんじゃそりゃ…」と思ったところを大体回収してくれた。でも久我先輩はもう嫌な奴には戻れないね…。えりな様も「ラスボス兼ヒロイン」という立ち位置が魅力だったはずが、すっかり萌えキャラになっちゃって、たいした威厳も発揮できないうちに「お父様」なんて最強っぽいキャラまで登場しちゃって、ラスボス感は今回で完全に消失。何かもったいないよな〜、えりな様というキャラ…。人気あるのかな。
  • 『ワンピース』。本筋には特に思うところはないけど国民の手のひら返しっぷりがスゴイ。「英雄だと思ってたのに!」って…。まじかコイツら。ルフィも大変だな。
  • 『ヒロアカ』。本作、実に面白いけどちょいちょいわかりづらいんですよね。今週だとグラントリノがジェットで敵を倒した大ゴマとか。情報がぎゅっと圧縮されてて、よく言えば濃い、わるくいえば(たまに)わかりにくい。あと「血をなめる→動きを止める」のステインの能力ってやっぱ微妙に飲み込みづらいな〜。「女の人の顔についた血をなめたら→空を飛んでる敵の動きが止まる」って理屈はわかるけどこう、絵のつながり的に腑に落ちなくて、今週のラストは「え?え?」ってなった。でも展開はスゴイ面白いです。ランデブーっすか…。
  • 暗殺教室』。宇宙ステーションの件、1週でまとめてくるとは…。殺せんせーの暗殺うんぬん、どのくらい秘密の事実なんだっけ? 渚たちはどこからどこまで説明したんだろ。正直「宇宙飛行士、話はやっ!(チョロっ!)」としか思えず、今週はあんまりノレなかったです。ただ律に死亡フラグが立ってて、そこはちょっとスリル。まあ死なないか、『暗殺教室』だし(…と思えてしまう点が、やっぱりネウロと比べちゃうところ)。
  • 読み切り『幻獣医トテク』。テンプレ外してきたのは面白かった。グロ描写も好感度高し。せっかく絵もかわいくて上手いのだし、ケモとか触手とか微妙にあざとい要素をもっと突き詰めてほしい気も。もし連載になったら、青少年の性癖をグニグニする方向に進んでくれたらいいな。
  • 『ブラッククローバー』。うわあ。魔法騎士団が次々と順番に大ゴマで魔法を繰り出すくだり、うわあ…。セリフのチョイスが『ギャグマンガ日和』みたいだ…。絵の技術がすごく高いだけに、いっそうアレな感じに。でも人気のようだし、少年たちは作中の民衆のように「魔法騎士団かっこいい!」と思うんでしょう、たぶん…。ある意味とても面白い漫画。
  • 『斎木楠雄』。花火に「なんでだよ」って突っ込むところにスゴイ笑いました。
  • 今日はこんくらいにしとこう。それにしても素晴らしかった『火ノ丸相撲』…。今夜は相撲の夢を見ようと思います(やっぱ嫌かも)。では。