沼の見える街

ぬまがさのブログです。おもに映画の感想やイラストを描いたりしています。

発掘の『ARIA』

  • 火星に水があることが明らかになったそうですね。やったー!生物がいるんだー(非科学的)! さっそくテラフォーミングして火星に移住だー!
  • テラフォーミングといえば、最近だと昆虫バトル等を連想する人が多いのかもしれませんが、私としては断然「ネオ・ヴェネツィア」ですね。天野こずえ先生の名作漫画『ARIA』の舞台となる水上都市で、イタリアのヴェネツィアをモデルにして火星に建てられた街です。
  • ARIA』はそんなネオ・ヴェネツィアで「水先案内人(ウンディーネ)」として働く、ゴンドラ漕ぎの少女たちの優しい日常を描いた作品。だいぶ前にアニメ化したんですが、10周年記念ということで今ちょうど新しい映画がやってます。「火星に水あるよ」ニュース、めちゃくちゃタイムリーですね!もう造るしかないんじゃないかな〜、ネオ・ヴェネツィア…。
  • そんなわけで映画と火星のニュースが重なったため、私の中のARIA熱、別名「ネオ・ヴェ熱ィア」が再燃し、本棚から『ARIA』(全12巻)とその前身である『AQUA』(全2巻)を発掘して、1巻からちびちび読んでいるのだった。でもなぜかよりによってARIAの11巻と12巻だけない!けっこう真剣に押入れの奥とか探したのにない。最後の方の展開がすごい好きなのに…!無いならkindleで買い直そうかな…と思ったがkindle化もしてない。さすがに紙で買い直すのは、出てきた時のショックが大きいからな…。探すか…。
  • とりあえず『AQUA』から読んどこう。なつかしいな。高校生くらいの頃にはまったんだよな、確か…。『ARIA』の真髄は中盤以降だよね(キリッ)とか思っていたけど、最初から普通に良いわ…。いや、中盤から終盤にかけて作家性が強まっていって、「天野こずえ節」がほとばしっていく流れは確かに大好きなんだけど、最初の方の軽めのノリもやっぱ良い。猫集会の話とかも「すこし・ぶきみ」風味で素敵。あと(みんな突っ込むだろうけど)アリア社長でかいな…。1話だとちょっとしたクマくらいに見える…。とかは言いっこなし!(言ってる)
  • ちなみに一番好きなシーンは…。いくつもあって決められないけどパッと思いつくのは、終盤でアリスちゃんがとある大事な試験に挑む話で、手袋をアレしてもらう場面ですね。あのシーンの「まじで!?」という驚きと喜びと高揚感、そして同時におぼえる「ああ、終わっちゃうんだな…」という一抹の寂しさ…。すべてが最高でした。その後のアリスちゃんのリアクションとか含めて、思い出すだけでグッとくるシーン。
  • あの回と、そこから終盤になだれこむ展開を見ても、やはり『ARIA』が単なる「のんびりスローライフな萌え日常系」とは、一線を画す作品であることは間違いないと思う。アリシアさんの結婚にオタクがブチ切れたとかいう話が有名ですが、しょせんそのオタクは『ARIA』という漫画の根幹を理解していなかったのでしょう。すべては移り変わるし、ずっと同じなものなんてない、だからこそ今を大事にしよう、っていう極めて真っ当なメッセージ性をもった作品ですよ。やはり画期的な名作だと思います。
  • あ、実はアニメはほぼ未見だったので、huluでちょっと見てみたんだけど、藍華ちゃんの声が斎藤千和さんなんですよね。でも声はほむらと全然ちがってて、やっぱ千和さんスゲーな〜と思いました。ていうか…限りなく…さやかちゃんっぽいんですよね…。キタエリが吹き替えても全然違和感ない。
  • この藍華ちゃんというキャラ、ただでさえ性格や言動がさやかっぽいのに、中盤で髪をバッサリ切ってショートカットになるので、もう私の中では実質的に美樹さやかなんですよね…。そして声がほむほむなので、これはもう「ARIA=ほむさや」ということになりますよね!(ならないんだなこれが)
  • 妄言はともかく、声優さんの演技と音楽がとても素敵でした。アテナ先輩の声が特に良いなあ…と思って調べたら、声優の川上とも子さんは亡くなっていたのか…。実に惜しまれる。他の声優さんもみんな「想像した通りの声!ぴったり!」という感じで上手なんだけど、川上さんのアテナ先輩はもう一段深いというか、「なるほど…!」と思わされるような、アニメ版ならではの新しい解釈が光る演技で、すごく良かった…。しんみり。今回の映画版でも川上さんの名前がちゃんとクレジットされるそうです。
  • そんなわけで近いうちに映画版『ARIA』みてこようと思います。感想も書こうと思います。たぶん。では、ネオーヴェネツィア!!(アリーヴェデルチ風に)