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沼の見える街

ぬまがさのブログです。おもに映画の感想やイラストを描いたりしています。

『ドロヘドロ』(20巻)読んだ!

マンガ感想

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  • 林田球ドロヘドロ』の20巻を読みました!それが…ドロヘドロ
  • ただでさえ『ドロヘドロ』は、本屋さんで最新刊の表紙を見つけた時のテンションの上がり具合が半端ない漫画なんですが、今回は表紙が………煙さん…!! 煙さんが!表紙で!カッコよく立っている…!!そして愉快なファミリー達が一堂に会している…!!なんかもう、本屋さんで涙ぐむ勢いでした。待ってたよ煙さん…!
  • …と叫んだところで知らない人には「なんのこっちゃ」ですよね…。「誰だよ、けむりさんって…」って感じですね(エンさんです…)。でも本作に関してはあらすじとか説明したところでな〜…。えっと、トカゲ頭の大男カイマンが、相棒のニカイドウと一緒に、自分の頭をトカゲに変えてしまった魔法使いを探すという物語なんですけど…。前述の煙(エン)さんというのは最強の魔法使いのひとりで、「相手をキノコに変える」という魔法を使えて、ファミリーを仕切っている偉い人で………だめだ、とてもじゃないが説明は無理だ…。とにかく最高に面白くてグロテスクでキュートでハードコアでホラーで微笑ましくてショッキングで緻密で、すべてが素晴らしく混沌とした漫画なのです。それが……ドロヘドロ!(便利)
  • もうかなりの長寿連載だし、コアなファンも数多くいるとはいえ、そこまで「メジャー」とは言い難い作品かもしれませんが、こんな辺境のブログを読んでくださってる方ならハマる可能性がとても高いと思うので、未読の方もとりあえず3巻くらいまでトライしてみては。ハマる人は音を立ててハマると思います。それが…ドロヘドロ!紹介おしまい。以下は20巻の感想です…。

ーーーーーー以下ネタバレ注意ーーーーーー

  • さて20巻ですが、煙さんが……ついに、煙さんが復活しましたね…! 12巻くらいで十字目のボスに殺された煙さんが、ショッキングすぎる最後をとげた煙さんが……ファミリーのみんなの努力が実って、とうとう蘇りました!やったーーー! なにかこう、込み上げてくるものがある…。長かった…!煙さん、私が高校生くらいの頃からずーーーっと死んでた気がするもの…。
  • まぁオマケ漫画とかではちょいちょい登場していたんですけどね…。でもメインのストーリーに絡むのは本当に久しぶり。死んでたからな! そのオマケ漫画も大抵はひどい目にあっていた気がするし…。地獄に落とされてチダルマ(最強の悪魔)に弄ばれる回は特にひどかった!
  • しかし今回で満を持しての復活を遂げるや否や、「最強の魔法使い」の面目躍如というべきか、大活躍の煙さん! ラスボスに操られて「最悪の敵」に成り果てていた心先輩を、なんとキノコ魔法フルスロットルで一撃粉砕! やった〜カッコイイ!強いぜ煙さん!やっぱり煙さんはこうでなくては…!
  • あ、こういうド直球な見開きの使い方って本作では地味に珍しい気がする。ストレートにカッコよかったです。心先輩がキノコになっちゃって、正直最初は「煙さんスゲー!」って言うよりは「し…心せんぱーーーい!?」って気持ちがやや上回っちゃったけど、一回バラキノコにされたおかげでチューブの支配から解放されたわけで、結果オーライでしたね。
  • まあ残念ながら20巻では煙さん、そこがほぼ唯一のカッコイイシーンだったんですけどね…。いかんせん一人だけ状況が全くつかめていないので(死んでたしな)、恵比寿に馬鹿にされまくり、家に帰ってぶっ倒れたり、魔法を乱発した挙句にキクラゲをさらわれたりと、けっこう散々な感じでした。まだ受難は続きそうですね。次集くらいではファミリーと一緒に(今回の表紙みたいな)カッコイイ姿が見られることを期待。まずはマスクと服を取りに帰らないとね…。
  • 他に今回グッときたのは、会川と栗鼠の異形コンビ復活でしょうか。どっちもなんだかんだあって、もはや原型をまったくとどめてないけど…!でもそこがまたグッとくる。異形の存在になり果てたけど友情は戻った、っていうことですね(戻りきってはないけど)。しかし栗鼠の魔法は使いこなせばものすごく強力だなあ。「受けた攻撃をそのまま返す」って強い。主人公みたいだ…。
  • それと、消さんの素顔がさりげなく判明。髪の毛がゴッソリないのはデフォルト…? 包帯をはぎ取られ、ボロボロの素顔をむき出しにされ、煙さんには忘れられ、博士に生首を拾われたかと思ったら落とされ、本巻の消さんはとにかくひどすぎる扱いでしたが、フォローするかのように「魔のおまけ」では大活躍でしたね。「バー暗転」にキリオンが来ていて笑った。彼女に関する伏線が明らかになるときは来るのだろうか…。
  • そして毎回恒例の美味しそうな食事シーンですが、今回は悪魔のパーティーおつまみグルメ!そこまで丁寧に描き込んでるわけでもないのに、なんでこう美味しそうなんだろう「ドロヘドロ飯」って…。あげたてのポテトフライと唐揚げ…ミートボール入りミートソース…焼きとうもろこし…!悪魔のくせに妙にまっとうというか、庶民の欲望全開で良いですね。19巻のグルメシーンはまさかの人肉バーベキューだったからな…(ひどすぎて大爆笑したけど)。
  • 本筋に関しては、これまでの伏線が解消されていくような、逆にこんがらがっていくような、まさに混沌の中に連れて行かれる感覚ですが、とりあえずクライマックスということはひしひしと伝わって来る…!確認がてら、そろそろもう一回最初から読み直してみるか…。
  • 一度18巻で「次回完結」という告知がされたんですが、「すまんありゃ嘘だった」ってことになり、19巻では終わらなくて、この20巻でもまだ終わる気配もなく、「次で終わり」という知らせもないので、まだしばらくは『ドロヘドロ』ワールドに浸っていられるのだろうか…。そうだといいな。もはや物語の完成度とかどうでもいいから、ラスボスとか倒さなくていいから、ただこの混沌とした世界を延々と続けて欲しい…!とさえ思ってしまうぜ…。まあそうもいかないと思うので、このカオスとユーモアに満ちた壮大な物語がどんな結末を迎えるのか、見届けたいものです。
  • あ、「ドロヘドロ画集」なる素敵な本も現在制作中だそうですね…。完成の暁には『メイキング・オブ・マッドマックス 怒りのデスロード』の隣に並べるとしよう…。ていうか『マッドマックス』が好きな人は絶対に『ドロヘドロ』ハマると思います! ドゥーフ・ウォーリアーさんとかドロヘドロ世界にいてもまったく違和感ないもの…。ではまた。