沼の見える街

ぬまがさワタリのブログです。すてきな生きもの&映画とかカルチャー。

雨降りメモワール

  • 雨が降っていて薄暗い一日だった。まあずっと引きこもって文章を書いているので天気なんか関係ないけどな!…と思いきや、意外と関係なくはない気がするんですよね。頭の働きや体調に、なんだかんだ天気は少なからず影響を与えている気がする。「晴れてれば調子がいい」「雨の日は調子わるい」と一概には言えないのが面白いところだけど…。
  • それにしても、パリが大変なことになってしまった。幼い頃に一度、そして最近、美術館を巡るためにもう一度行ったことがあるだけとはいえ、やはり悲しい。偉大な文化を持つ素晴らしい街が、愚にもつかない幼稚な暴力に踏みにじられることに、やり切れなさと怒りを感じる。
  • もちろん日本も他人事では全くないわけで、いろんな場所の警戒が強化されていくんだと思うけど…。でも「ヘイトスピーチを撒き散らすような下劣極まりない排外主義者どもがこの事件を都合よく利用するんだろうな〜」とか容易に想像がついてしまい、腹が立ってくる。そうしたクズどもに踊らされることなく、まずはおとなしく冷静に続報を待ちましょう…。早くも「韓国が!北朝鮮が!」とか騒いでるバカを見つけてしまって暗澹たる気持ちになったが、バカが早めにあぶり出されてよかったのかもしれない…。それにしてもすごいバカだ。
  • バカの話はやめて、あえてパリの良い思い出を語ることにしよう。なんといってもいちばん好きなのは、オルセー美術館ですね。駅をまるごと美術館にするという素晴らしい発想で作られた、美しい建造物。もちろん展示されている絵のラインナップもすごすぎるのだが、あの空間の開放感と安心感が忘れられない。ちょうど改装工事中で、絵も半分くらいしかなかったんだけど、それでも最高の「美術館体験」として記憶に残っている…。しばらくはあらゆる意味で渡航が難しいとは思うけれど、いつか必ずもう一度行きたい。偉大な街ですよ、本当に。
  • それに何といってもパリは荒木飛呂彦を欧米で最も早く評価した街だからな…そりゃ偉大に決まってるぜ(?)。漫画本「岸辺露伴ルーヴルに行く」をいち早くルーヴル美術館で買ったのは、私の地味な自慢なのです…。セリフとか全部フランス語でよくわかんなかったけど。
  • 今日はこの辺で。明日のコミティア、行きたかった…。