沼の見える街

ぬまがさワタリのブログです。すてきな生きもの&映画とかカルチャー。

インコンプリート・ラバーズ

  • 今日は素晴らしき傑作映画『恋人たち』の感想をアップしようかと思っていたのだが、これがびっくりするほど書けない。いや、書いてはいるのだが、あまりにも書く要素がありすぎて、取捨選択ができない…。まとまらない…。こういう「書けなさ」は珍しい。
  • 『恋人たち』、実際めちゃくちゃ面白くて、語ろうと思えばいくらでも語れるんですけど、その「語る」ポイントが相互に連関しあっているから、ここを語ればあそこも語らねば…みたいになってしまって、きりがないんですよね。だからと言ってバランスに気をつけると「あらすじ」説明みたいになっちゃって、書いていて面白くないし…。どうしたもんかな。
  • 小説家の保坂和志がエッセイか何かで、観た映画とか読んだ小説とかの感想を安易に言葉にしてしまうのは、作品に対してあんまり誠実な態度じゃないのでは、みたいなことを言ってまして。実際それは一面の真理だよな〜と思っていて、わざわざ言葉にすることで、せっかく作品から受け取った「えも言われぬ」みたいな感覚が消えてしまう、みたいなこともないではないよな〜と。
  • 一方で、以前、私が授業を受けていた大学の先生は、「何か作品を見たら、できる限り早く、できればその日のうちに感想を書け。ブログにでもどこにでもアップしろ。とにかく書き散らせ!」と、真逆のことを言っていた。それはそれで、なんというか、ひとつの真実であるような気がする。すぐ書かんと薄れちゃうもんな…。(現にこのブログは、どちらかといえばそっちの方針で続けている。)
  • ま〜とりあえず、今日は無理して書くのはやめた。無理をすると何事も続かん…。そのうち気が向いたらアップしよう。とか言ってると出し損ねたりするので、そういう意味では「その日のうちに書け理論」は正論なんだよな…。ほどほどにやろう…。
  • というか最近はもう、書きたいことがパッと思いつくとツイッターに書いてしまうので、ブログにかける情熱(?)が減じつつあるんですよね…。うーむ。あんまりツイッターばっかりに書いてると、長文を書く力が減退しそうなので、そこは少し警戒してるんですが。
  • ともかく「ブログとかもういいかな…」となるまでは続けよう。おしまい。