沼の見える街

ぬまがさワタリのブログです。すてきな生きもの&映画とかカルチャー。

寒空ハシゴナイト

  • 今日は寒空の下、有楽町で映画をハシゴしてきまして、どっちも面白かったんですが、なんだか珍妙な印象の残る作品でしたね…。ギレルモ・デル・トロの『クリムゾン・ピーク』と、キム・ギドクの『殺されたミンジュ』なんですけど。
  • 『クリムゾン・ピーク』は公開前の個人的な期待値がものすごく高くて、「デル・トロの本気のゴシック・ホラーなんて絶対面白いに決まってるじゃん!」って、もうワクワクしてたんですが、実際見てみるとけっこう違う感じだったっていうか…。ゴシック・ホラーというより…ゴシック火サス?ゴシック昼ドラ?しかもけっこうざっくりした昼ドラっていう…。けっこう世界中の映画ファンがガクッとなったんじゃなかろうか…。「あ、そっち?」って。
  • いや、美術や舞台装置は本当に「至高」の一言でしたし、全然ステキな映画だとは思うんですけどね。そのうち感想だかイラストだか漫画だか描くかもしれません。「お絵描き欲」は果てしなく高まる種類の映画でしたね…。ヴィジュアル面は本当に最高。
  • 『殺されたミンジュ』の方も、あらすじを読む限りでは映画の『プリズナーズ』みたいなシビアでやるせない感じの話かと思ってたんですが、意外と方向性が違うっていう…。拷問シーンが多くてハラハラはするんですけど、わりとそういう描写は控えめで、サスペンス要素もそんななくて、観念的だったな〜…と。いや、良い映画だと感じたんですが。キム・ギドクを見るのが何気に初だったので、「こういう感じなのか〜」と面白かったです。こっちもそのうちなんか書く…かなあ、ちょっとわかりませんが…。どうオススメしたものか。
  • 今日は眠いのでこの辺で。めちゃくちゃ寒いですね、しかし…。