沼の見える街

ぬまがさワタリのブログです。すてきな生きもの&映画とかカルチャー。

デスアニバーサリー・オブ・ダイオウグソクムシ

深海のふしぎメガ蟲、「ダイオウグソクムシ」の図解です。2月14日は深海生物ファンにとっては特別な日ですよね。世間だとなんか別のイベントをやってるみたいですがそんなものは放っておいて、今宵は一緒にこの幻想的で物静かな巨大生物に想いを馳せるとしましょう…。

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『未来を花束にして』紹介マンガ

映画『未来を花束にして』(原題:Suffragette)の紹介マンガです。ゆるふわな雰囲気の邦題やポスターとは裏腹に、怒りと闘志と爆風にあふれたハードかつアツい映画ですので、ゲリラ戦とか好きな人もぜひご覧ください。せっかくなのでサフラジェットのシンボルカラー、紫と白と緑を基調色にしてみました…(あと爆発)。

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『マグニフィセント・セブン』紹介マンガ

公開中の西部劇映画『マグニフィセント・セブン』の紹介マンガです。今回は文章よりも絵が描きたかったので文はあとから考えました。あらすじとか飛ばしていきなり人物紹介から入っててアレですが、まぁ、わかるか…。シンプルに楽しいバトルものとして大変オススメです。最初の公開規模がデカすぎて逆に縮小してるみたいなので、興味ある方はお早めに…。

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ウィンターアイドル・ジョウビタキ

最近めっちゃ寒くて日常がハードですが、悪いことばかりではありません…。なぜって? 冬はジョウビタキが見られるシーズンですもの!イエーーーイ!!(変なテンション)……というわけで渡り鳥「ジョウビタキ」を図解にしてみました。めちゃ可愛いですよね、ジョウビタキ。この鳥との出会いからバードウォッチングの楽しさに目覚める人も多いというのも納得です。しかしどうぶつ図解、これで4連続・鳥ですね…。次は鳥じゃないやつにしようかな。いや逆に5連続もアリなのか…。ご期待ください、ほどほどに。

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ハッピーニワトリイヤー

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図解ふしぎな生き物シリーズ、新年一発目は「ニワトリ」です。あまりにも人間の生活に馴染みすぎていて、逆に知らないことも多い気がする不思議な生き物ニワトリに、今年は注目してみてください。酉年だしな。参考に読んだ『ニワトリ 愛を独り占めにした鳥』も面白かったのでチェックしてね。

2016年ぬまがさ映画ランキング

あけましておめでとうございます!というわけで去年末に発表した2016年映画ベスト20のイラストをまとめておきました。イラストの後に、各作品に対する補足のコメントも書いておくので、ヒマな時に読んでみてくださいね。

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…という感じになりました。以下は各作品への補足的なコメント(といいつつ長いです)。

20位『ソーセージ・パーティ』。ソーセージやらパンやらタコスやらが主人公で、いわば「食品版トイストーリー」みたいなノリの作品なんですが、下品さと残酷っぷりが段違いで衝撃的な映画でした。伝説の作曲家アラン・メンケン(『美女と野獣』『アラジン』とかディズニーの有名どころは大抵この人の超大御所)の手による、いかにも「ディズニー!」って感じの美しい主題歌が、後半に全く違う意味をもって蘇ってきて、舞台(スーパー)のディストピア感を否応なく増しているシーンとか凄く良かった。明るく楽しく美しい曲だからこそ、「もうどうにもならない」という絶望が引き立つという。ラストの○○○○祭りもぶっちぎれていて最悪…もとい最高でした。ある意味で絶対にアニメでしかできないことをやっているし、アカデミー賞ノミネートもけっこう納得。

19位『マジカル・ガール』。シンプルにスリリングで面白かった! まどマギ好きとしても見逃すわけにはいかない一品。全体を貫く冷淡で底知れない底意地の悪い感じ(ほめてる)がこれぞ「ヨーロッパ映画」って雰囲気で良かったです。

18位『コップ・カー』。スティーブン・キングの掌編みたいなキレの良さと懐かしさ、不気味さを併せ持った絶妙な映画で、やはり大好きですね…。悪役のケビン・ベーコンが思いのほか小物なのもなんともいえない味わいを生み出してる。ラストのウダウダした感じの銃撃戦もツボ。それにしても監督のジョン・ワッツ、こんなマイナー感全開の映画の次が超メジャータイトルのスパイダーマンって本当にすげえな…。ものすごい楽しみ。

17位『リップヴァンウィンクルの花嫁』。「前半のランキングではもっと上だったじゃねーか」って突っ込まれそうですが(自意識過剰)、なんとなくこの位置に。いや、ほんとに大好きな映画なんですが、他のインパクト強い映画に押されてしまって…。いわゆる「どんでん返し」的な展開が、決してこれみよがしでなく、ほどほどのびっくり具合なのがとても良かったです。今年の実写邦画では屈指の面白さだったと思いますね。百合もあるし最高ですよ。

16位『ロスト・バケーション』。今年のサメ枠。紹介マンガも描きましたが、ふつうにサメ映画としてもシチュエーションスリラーとしても屈指の出来栄えじゃないでしょうか。「腹ペコのサメの泳ぐ海で沈みゆく岩礁に取り残される」ってほど極端じゃなくても、こういう絶体絶命のピンチな状況って多かれ少なかれどんな人の人生にも起こりうると考えているので、そういう意味でもけっこう普遍的な映画だと思ってます。(だからこそラストの主人公の選択にグッとくる。)海もほんとに綺麗。

15位『同級生』。ジャンルとしてはBLなんですが、恋愛映画として考えても今年ベストですね。私は百合以外いまいち関心が湧かない薄情な人間ですが、今年フィクションで描かれたあらゆる「恋愛」の中でも、『同級生』は2人が惹かれ合う理由に一番納得がいきましたし、実にグッときました。主題歌もスゴイ良かった…何回も聴いちゃう。

14位『溺れるナイフ』。これに関してはもう「山戸監督まじヤベェ…」の一言に尽きます。菅田将暉は光り輝いていたし小松奈々も美しかったし友達の重岡大毅くんも最高に良かったんですが、こんな豪華な俳優陣を使っておいて、なお「監督スゲェ…」と思わせる圧倒的な監督力に打ちのめされました…。今年最も「才能」というものを目の当たりにした作品かもしれない。天才っているんですね…。天才には今後も頑張って欲しいです…あ〜あ(投げやり)。いやもちろん努力の賜物なんでしょうが、それにしたってな〜〜〜!天才め!!!

13位『シン・ゴジラ』。いや、たいへん面白かったです。予告編の時点ではハッキリと「こりゃダメっぽいな…」って思ってましたけど(失礼)、なんとびっくり、面白かったですね…! シンゴジは面白いのもですが、こう、絶妙にバカっぽいのがとても好きです。思いっきりエヴァの音楽使ってみたりとか、「そんなこと言う!?」っていう変なセリフがあったりとか。極めてシリアスでクールな映画なのはもちろんですけど、いい意味で「ネタ映画」としての条件も満たしてるのが非常にナイスなバランスだと感じました。

12位『ちはやふる(上・下)』。ほんと大好きな映画です。正直、上の句は前半あたりは「え〜?」って感じて微妙だったりもしたんですが、後半にいくにつれて加速していき、ラストバトル(太一vsヒョロくん)にいたっては紛れもなく今年のベストバウトです。俳優さんもみんな良かったんですが、あえて一人選べと言われれば、もうぶっちぎりで松岡茉優ですね…。松岡茉優が出てきたことで、あんなに愛らしかった他の役者さんたちが「若者のお遊び」っぽくさえ見えてきちゃうほど松岡さんがすごくて、松岡さん、ガチでリアル若宮クイーンだなと思いました。続編も絶対やってほしい…。

11位『ハドソン川の奇跡』。これはベスト10に入れたかった…! イーストウッドの映画で一番好き、くらいかもしれないです。なんかもう、ストーリーとは直接関係ないような、その辺の人のどうでもいい描写がいちいち素晴らしいんですよね。飛行機に乗り遅れそうになった親子とか、「なにがワイシャツだよ、なんならホテルごとくれてやるよ」って感極まって言っちゃう従業員とか、もうみんな生き生きとしていて、それだけで泣ける。そしてその描写が、まさに本作の「きれいごと」にも見えかねないテーマにダイレクトに結びついて説得力を増すっていうね…。もう、これぞ熟練のプロの仕事っていうか、見事の一言ですよ。参りました。

10位『イット・フォローズ』。さてベスト10。デトロイトホラー枠その1ですね(そんな枠はない)。なんか「怖くない」みたいな評判もちょいちょい見かけるんですが、いや怖いだろ…冒頭とかめっちゃ怖かったじゃん…。まぁ人それぞれですし百歩譲ってそんなに怖くないとしても、こんなに不気味で美しい映画は久々に観た、と私は思いましたね。私がホラーに求めるのってまさにこういう空気感ですし、ほんと1年に1本、こういう映画が観られたら最高だよな!っていうレベルで好きです。テーマ曲も今年ベスト級かも。デーデレレデーレー!!(観た人にはわかる)

9位『葛城事件』。よくもまぁこんな最悪オブ最悪の映画を作れたもんだよな、とほとほと感心します(超褒めてる)。さすがに気軽に他人には勧めづらいですが…。でも観ている最中のイヤ〜〜〜な感覚といい、最悪すぎて逆に笑っちゃう感じといい、観た後になぜか残る不思議な爽やかさといい(まっっったくハッピーエンドじゃないんですが)、どうしたって忘れがたい一本となることは間違いない、とにかく強烈な映画でした。長男の彼がアレを拾うとこなんて「ああ、人間って…」としみじみ思わずにはいられない。地獄を見据えたようなシビアな作品ですが、こうした映画も必ず作られ続けてほしい、と願います。まぁ観るのはたまにで良いですが…。

8位『ゴーストバスターズ』。「いっそ1位にしたろか」と思うくらい、ストレートに大好きな映画ですし、作った人を心から尊敬してます。100点満点の映画とは言いませんし、90点とも言いません。面白さのレベルで言えば80点くらいかな。それでもこの映画に関しては「80点の面白さ」であることに意味がある、とすら思います。メジャーな映画界が(特にエンタメ映画において)その存在をないがしろにし続けてきた「若くも美しくもない女性」が、パワフルに楽しく活躍する大衆向けエンタメ映画。これをカッコイイと言わずに、これをロックと言わずになんと言うのか。卑劣なバッシングも散々ありましたが、この映画が世に出た意義は本当に大きいと思ってますし、映画史のある部分には確実に刻まれることになるでしょう。ポール・フェグはやはり偉大な監督だった! 新作が本当に楽しみです。

7位『聲の形』。何気に今回いちばん順位に迷った作品。観た直後は文句なしに「最高オブ最高じゃねーか…」と思いましたし、これが今年の1位だと確信するほどだったんですが、原作を読んだり色んな意見を聴いたりするうちに、ちょっとずつ自分の中でも印象が変質していったんですよね…。どうせなら全部アニメ化してほしかったな、とか、どうせなら百合だったらよかったのに、とか…(不毛)。でも好きか嫌いかって言ったらもう圧倒的に大好きですし、本作の繊細な心理描写を超えている実写作品が今年あったかというと、私にはそうは思えません。山田尚子は本物の天才映画監督だと思います。山田に栄光あれ。

6位『ズートピア』。これも「もうこれが1位でいいだろ」ってレベルで好きです。素晴らしすぎて今更あんまり語ることもないですね。間違いなくアニメ映画の世界的なクラシックになっていくと思いますし、今後なんども見返して泣くことになるでしょう。ジュディがボゴ署長にバッヂ取られそうになるシーンで、ニックが「ノー(よせ)」っていうシーンが本当に好きなんだよな…!なんだろう、あの身勝手なニックがジュディのために、己の十八番である「口の達者さ」を発揮するという展開がスゴく熱いんですよね。という具合に語る事ないとか言いつつ語ってしまう…。ハードで深いテーマ性も含め、間違いなくディズニー史上でいちばん好きな作品です。トライエブリッシーン!

5位『貞子vs伽椰子』。究極のネタ映画であり、恐ろしいホラーでもあり、素晴らしく良質なエンタメでもある、文句のつけようもないほど見事な映画だと思います。「人間なんて理不尽で邪悪な存在の前には無力に等しいんだから死ぬときは死ぬんだよ」というスーパードライな思想に貫かれていながらも、それでも「アツイ」要素もしっかりあるというバランスを心から愛してます。呪いの家に向かって4人が歩くシーンの無駄な熱さったらありませんでしたね。あんなオチなのに爽やかな気持ちになるのはなんといっても聖飢魔IIのパワーが大きいのでしょう。シャナナナナナナ!!

4位『RWBY Volume2&3』。正確には映画というより「webアニメの劇場公開(日本語吹き替え)」ですが、そんなことはどうでもよく、今年ぶっちぎりでハマった作品を無視できるはずもありません。一時期RWBYの話しかしてませんでしたからね! まさかここまでハマるとは思わなかったと同時に、私の好きな要素が詰まっている本作にハマるのは必然ともいえます。とにかく「まさか交じり合うとは思っていなかった、好きなもの同士が見事にドッキングしたことの嬉しさ」、これに尽きますね。こういう文化どうしが溶け合うような例って今後も増えていくと思うんですが、心から歓迎します。RWBY以外にも、もっともっと見たい。もちろんRWBY自体も楽しみで仕方ないんですが。なんにせよ今年いちばんワクワクさせてもらった作品でした。RWBYはいいぞ!!

3位『ドント・ブリーズ』。やっとベスト3か。上位3作品は私の好みという範疇を超えて、誰にでも自信をもってオススメできるような今年の究極の3本セットだと思ってますよ。まぁ本作は怖すぎてホラー苦手勢にはちょっと勧めづらいですが、意外と初心者でも楽しかったって言ってる人もいるので、トライしてみたら良いんではないでしょうか…トライエブリシング…責任は持ちませんが…。本編の異常なまでの怖さ&面白さに関してはもう説明いらないですね(漫画も描いたし!)。シンプルに怖がらせるだけでなく、短いながらも人物描写が非常に的確なのが好感度高いです。最初の侵入シーンだけで3人の性格や背景の違いがハッキリわかるのとか惚れ惚れする。何かと学ぶところが多い、傑作サスペンスホラーでした。もっかい観なきゃな。

2位『シング・ストリート』。本当はこれが1位です!!(←個人のランキングにありがちな発言。) 音楽に対する、いや「何かを表現すること」そのものに対する深い愛情に満ちた映画であり、いろんなシーンをもう何回も思い返しては涙ぐんでいます。人生は思うようにいかないことばかりで、その理不尽さの前に音楽は無力に等しいのかもしれない。それでも曲を作ったり歌を歌ったり、表現することは絶対に無意味じゃないし、そこから開ける道もきっとある。そういう力強い普遍的なメッセージに貫かれていて、これぞ「いい映画」ってもんだよな、と心から思います。5時間くらい語れるほどすべてが好きです。

1位『この世界の片隅に』。…というわけで2016年の1位はこの映画になりました。まぁここは去年でいうマッドマックス枠というか「映画ファンとしてこれを1位にしないわけにはいかない」という感じですね。でもそんな映画好きとしての使命感を抜きにしても、心の底から、隅から隅まで大好きな映画です。すでに4回観てますが、観るたびに好きなシーンが増えていきますし、なんど観てもラストが素晴らしい。もうすぐ興収10億に届くそうですが(あっ百合シーン追加だ!ヤッター!)、まだまだこれからの展開が大事な映画だと思うので、「去年の素晴らしかった映画」みたいに過去形にはせず、今後も静かに現在進行形で盛り上げていこうと思いますよ。

長すぎるのでおしまいです。(イラストのオマケのつもりだったのに文章だけで5千字とか…。読んでくださった人ありがとうございます…。)こんなノリですが、2017年もよろしくおねがいいたします。