沼の見える街

ぬまがさワタリのブログです。すてきな生きもの&映画とかカルチャー。

『ふしぎな昆虫大研究』冒頭プロローグ「ホタル」超公開!

8月1日発売の新刊『超図解 ぬまがさワタリのふしぎな昆虫大研究』(https://www.amazon.co.jp/dp/4040698851/ref=cm_sw_r_tw_dp_U_x_Oy8nDbCC8AF3K))、発売まで残り1週間となりました。お試し的に、冒頭プロローグ&「ホタル」図解をアップいたします。

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To Be Continued...という感じでございます。こんな感じで、図解パートと会話パートで交互に進んでいく作りになっているのです。(いつもの図解本はどこから読んでも大丈夫な作りですが、今回はストーリーがありますので、最初から順番通りに読んでいただけると嬉しいです!) 

虫がニガテなほたると、虫が大好きなひかりは分かり合えるのか? バグったバグ太郎の運命は? そして謎の「博士」とは一体…?(先日紹介しちゃいましたが…。)続きが気になる方は、予約してくださると嬉しいです! 待たれよ、8月1日!

amazonリンク

https://www.amazon.co.jp/dp/4040698851/ref=cm_sw_r_tw_dp_U_x_Oy8nDbCC8AF3K

【新刊告知】『超図解 ぬまがさワタリのふしぎな昆虫大研究』超発売です!

お久しぶりですウワーッ!!4冊目の著作となる新刊『超図解 ぬまがさワタリのふしぎな昆虫大研究』が、2019年8月1日にKADOKAWA様より発売いたします。(紙と電子、同時発売です!)まずは表紙と紹介イラストをご覧くださ〜い。

KADOKAWA公式:https://www.kadokawa.co.jp/product/321801000460/

Amazonhttps://www.amazon.co.jp/dp/4040698851/ref=cm_sw_r_tw_dp_U_x_6uslDbN6A5BBN

 

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そう、今回はなんと初の試みとして「キャラクター」がいるのです。皆様を昆虫の世界に導くガイド役ですね…。虫があんまり好きではない大学生の「蛍」が、昆虫ロボット「バグ太郎」、昆虫を愛する元気ガール「ひかり」、昆虫学者の「タマムシ博士」と出会い、少しずつ虫の世界の奥深さを知っていく…というストーリー形式になっています。(キャラの性別がやや偏っている気もしますが)性別を問わず、虫好き・虫初心者どちらにも広く楽しんでもらえる本を目指しました。「虫ってちょっと苦手かも…」という人も、本を読み終える頃には、昆虫の不思議な魅力に気づいてもらえると信じています。

もちろんメインの昆虫「超図解」パートもかつてないほど充実! 最新の研究やデータに基づいて、身近に見られる日本の昆虫から、世界のどこかに潜む激レア昆虫まで、その意外な生態や驚きの能力をじっくり解説しております。(これまでの本では1種につき最大2ページでしたが、今回は種数を厳選し、図解3ページ+補足のダイアログ1ページの全4ページ構成でたっぷり紹介してます。超図解を名乗るだけのことはあるはずです…。)毎度ながら小ネタもギッシリ詰め込みましたので、ぜひ何度も繰り返し読んでみてください。

そして、なんと監修はあの丸山宗利先生!昆虫ファンで知らぬ人はいないと思いますが、昆虫界の第一線で活躍されている素晴らしい研究者さんです。私も丸山先生の著作を数多く読ませていただいているので、監修を快く引き受けていただけた時は正直「マジで!?」と思いました。光栄の極みです。データなどの確認をバッチリいただき、より正確度の増した本になったに違いありません。本当にありがとうございます!

ちなみに今回、全144ページ渾身の(マジで渾身の)描き下ろしとなります。過去3冊の生きもの本で培ったものや、商業デビューする前も含めた年月で得た色々な何かを存分に詰め込んだ会心の一冊ですし、なんなら私史上最高傑作なのではないか…と自負しております。読んで〜!!…とはいえ本の良し悪しは読んだ皆様が決めることですので、発売日を待っていただければ嬉しいです。できれば予約していただけると!さらに嬉しいです!!もっかいAmazonリンク貼っとこ…(https://www.amazon.co.jp/dp/4040698851/ref=cm_sw_r_tw_dp_U_x_6uslDbN6A5BBN)。

まぁ長々と文で説明されてもよくわからないと思いますので、発売1週前くらいに、プロローグとなる「ホタル図解」をアップする予定です!しばらくお待ちくださいね〜。

7/20〜「ぬまがさワタリのゆかいでこわ~い㊙夏祭りin しながわ水族館」!

ブログでの告知が遅れましたが(というかブログ更新を忘れまくっていてすみません)、夏の特別展「ぬまがさワタリのゆかいでこわ~い㊙夏祭りin しながわ水族館」が7月20日よりスタートします!

公式HP:https://www.aquarium.gr.jp/news/2019/07/134/

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今回のテーマは「夏祭り」。縁日に合わせた生きものイラストや、ゴマフアザラシ巨大パネル、お化け屋敷になぞらえた「恐ろしい生きもの」の特別図解など、描き下ろし盛りだくさんのコラボイベントとなっています。先着でアザラシのお面ももらえるよ。スタンプラリーやリアル謎解きゲームなどの遊びも充実!

これまでも京都水族館や福岡マリンワールド、岩国シロヘビの館、千葉市動物公園などで、様々な動物イベントをやらせていただきましたが、都内の水族館は初めてとなりますね!記念すべき初のTOKYOイベント、これまで足を運べなかった首都圏の皆さまも、ぜひ夏休みにお出かけしてくださいませ。しながウワーッ!

 

2018年映画ベスト10(+王)

2018年も終わってしまいそうですね。今年はひたすら本を作り続けていたという思い出しかないんですが(あとイタリア)、なんだかんだ映画は作業の合間に観ているもので、例年より減ったものの気づいたら90本ほど観ていました。というわけで毎年恒例の「劇場で観た映画ベスト10」を発表いたします。

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ベスト10なのに11本あるじゃねーか!って感じですが、今年は第1位『パディントン2』、第王位『バーフバリ』といたします!なんかもうバーフバリは別格という感じなので(あと一応初見は2017年なので)ちょっと特別枠に入って頂きました。どちらも今年を代表する傑作だと思います。9、8、4位あたりは観てない人も多いと思いますので、円盤とか出たらぜひチェックしてくださいね〜〜頼むぜ。

あとオマケの特別賞です。ベスト10に入りきらなかったけど年末に光を当てておきたかった作品たちの話をしたくて…。これだけ読んでも意味わからないと思うので、詳しくはTwitterとか観てください。(適当)

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ついでに観た映画ぜんぶのリスト。今年はホント良いのしか観てないですね…。

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今年はこんな感じで失礼します。ブログあんまり更新しなくて、読者になってくださっった方にはすみませんが、2019年も映画や生きものなど色々やっていこうと思いますので、気長に見守っていただければ嬉しいです。良いお年を!おしまい!!

カリフォルニア熱闘!リスvsガラガラヘビ

カリフォルニアの大地で暮らす「カリフォルニアジリス」vs猛毒ハンター「ガラガラヘビ」の戦いを図解してみました。鋭い牙や爪をもたないキュートなリスは、毒や俊敏さを併せもつヘビになすすべもないのでは?と思いきや、リスはある「奥義」を繰り出して立ち向かい、文字通り「白熱の」戦いを繰り広げます。最近私の中でリスが熱いので読んでみてください。久しぶりにwebにあげる動物イラストな気もします。

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f:id:numagasa:20181112233935p:plainちなみに参考文献は『動物たちのすごいワザを物理で解く』です。(原題のFURRY LOGICってなんかイイですね。)本によるとカリフォルニアジリスの生息域にいる毒ヘビはガラガラヘビだけではないのですが、リスは「しっぽをふる/ふらない」という選択を、敵のヘビの能力(ピット器官のあるなしなど)に応じて使い分けているそうです。スゴイぜリス。

10月7日『絶滅どうぶつ図鑑』発売です!(吉祥寺PARCOで個展も開催ですよ)

『絶滅どうぶつ図鑑 拝啓 人類さま ぼくたちぜつめつしました』という本が、10月7日にPARCO出版さんから発売いたします。古代の巨獣から近代の動物まで、77種類もの愛すべき絶滅どうぶつたち、その生き樣と哀しき「滅び樣」を、なるべくポップに紹介していこうというチャレンジングな1冊となっています! 

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Amazonリンク→ https://www.amazon.co.jp/dp/4865062807/ref=cm_sw_r_tw_dp_U_x_J0DQBbBNNWYT4

そしてさらになんと!新刊の発売に合わせて、東京での初個展となる「ぬまがさワタリの絶滅どうぶつ図鑑展」が、10/5より2週間、吉祥寺パルコにて開催されます! 絶滅どうぶつ解説パネルや新刊の先行販売、オリジナルグッズにどうぶつケーキなど、なかなか充実した内容となっているようです。こちらも是非是非お越しくださいませ〜。

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art.parco.jp

空前の「絶滅どうぶつブーム」が各地で起こっているという噂も耳にする今日この頃ですが、本書もまた奥深くミステリアスな絶滅ワールドを知るための一歩となればと思います。よろしくお願いしますね!ウワーッ!!!

京都水族館「9月9日オオサンショウウオの日」レポート

Twitterにかまけてブログを長らく放置してしまっていましたが、9月9日に京都水族館で行われた「オオサンフェス」の様子を簡単にお伝えします。京都水族館とは5月ごろからずっと(主にオオサンショウウオをテーマに)コラボをさせて頂いていたのですが、ついにそのクライマックス!というわけで、再びお邪魔させていただきました。

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ニコ生の中継をバックに京都水族館の下村館長とトークを繰り広げました。(ニコ生では99時間もオオサンショウウオの水槽を生中継! みなさん盛り上がっていました。)オオサンショウウオの生態について熱く語ったり、館長による知られざる裏話のおかげで、なかなか楽しいトークになりました。オオサンショウウオ=人魚のモデル説とか面白かったですね…!

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ちなみになぜ「9月9日」がオオサンショウウオの日なのかというと、こんな感じの由来なのです。「9はオオサンショウウオに似てるじゃないですか!ほら!!」と打ち合わせの場でイラストを描いてまでアピールしたのですが、無事に公式イラストで採用されてよかった…。

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トークの後はオオサンショウウオの餌やりが始まりました。晴れの日なので普段のウグイよりも高級な「鮎」の香りに、オオサンショウウオもいつになく興奮気味だったとか。素早く鮎をキャッチしていました。

鮎を食べているオオサンショウウオの写真が撮れなかったので、代わりに京都水族館名物の「鮎ドッグ」を…。すごい見た目ですが大葉が効いていて美味しいです。

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そしてまさかの身体測定! お客さんが見守る前で測定を行うのはとても貴重な機会です。測定器からぬるりと飛び出すハプニングもありましたが、オオサンショウウオの意外なパワフルさを実感できたのでは。あと粘液のすごさも…。

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さらに、イラスト講座なんていう企画も実施されました。館長と、水族館のスタッフさんによるイラストを私がレビューするという謎…不思議なコーナーです。抽象的で破壊的な絵が出てくるのかと期待…心配していたのですが、みなさん普通に上手でびっくりしました。さすが日頃からオオサンショウウオを観察しているだけのことはありますね(何様)。みなさんもぜひ色々な生き物をスケッチして、観察を深めてみてください。

ちなみにこれは私が即興で描いたイラストです。他の方はみんな全身を描かれていたので私はあえて正面から描きました(多様な視点からの観察が大事だと言いたかったのであり、手抜きではありません)。友達には「鯖ドッグ(京都水族館名物)かと思った」と言われました。

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その後は子どもたちの色ぬりを見学したりしつつ、一通りイベントは終了。またこれからも、京都水族館で色々な企画に参加させていただく予定ですので、お楽しみに!

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最後に色紙を描いて立ち去りました。三段オオサンショウウオ。両生類に栄光あれ…!

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おまけ:鴨川を襲う巨大オオサンショウウオ。(というのは嘘で、このマスクをつけてトークしたんですが、いい感じでした。尻尾がマイクにぶつかるのだけは玉に瑕でしたが…。)

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