沼の見える街

ぬまがさワタリのブログです。すてきな生きもの&映画とかカルチャー。

今日も今日とて『百日紅』

  • 帰り道でドバーーッと雨が降ってきてゴワーーッと風も吹いて、大変だった。傘が壊れちゃうから、どっちかにしてほしい。雨か、風か。
  • おうちのドアの横の茂みにヒキガエルとおぼしき生物がいた。おぼしき、というのは、姿が見えなかったため。ノソッゴソッと歩く音で「ヒキガエルかな」と判断した。近くに池のある公園があり、そこからたまにやってくるのだ。まあ、ヒキガエルじゃない可能性もある。ツチノコかもしれない。サイズ的にも。
  • 映画『百日紅』について、まだまだ語りたい。しばらく『百日紅』の話しかしたくないくらい。昨日のイラストは思いつきで仕上げたので、『百日紅』の雰囲気とは全然違うし、それっぽいのをまた描こうかな。(右上にでっかく「百日紅」って書いてあるのに、画面の花は椿だし。またもや「殺伐としたスレに鳥取県が!」みたいになってしまった…。あ、今気づいたけどこの前の『白河夜船』の絵とセットみたいになってる。白と紅で。)
  • さて『百日紅』についてだが、声優陣もすごくよかった。ことごとくアニメ初挑戦の人ばっかりなのに、めちゃくちゃうまいんだもんな、みんな…。杏さん(お栄)と松重豊北斎)の主役二人も最高だったけど、やはり一昨日の記事でも触れた濱田岳(善次郎)に注目したい。同じく原監督の傑作『はじまりのみち』の「便利屋さん」役ですね(MVPだったと思う)。『百日紅』では女好きでだらしないがどこか憎めない善次郎役で、飄々としたキレのあるべらんめえ口調の演技がお見事だった。
  • 濱田岳、『アヒルと鴨のコインロッカー』で初めて知って以来、無性に気になる俳優さんだったが、すごい実力をもっているし、そろそろ大ブレイクしてもおかしくないのでは。(メジャーな作品にも出ているとはいえ)今の所は三枚目っぽい脇役が多いけれど、彼を主役に据えたシリアスな大作とか、すごく観たい。堺雅人みたいに人気者になるかも。
  • しかし『百日紅』、難しいとは思うが、ぜひ続編つくってほしいなあ…。綺麗にまとまった傑作とはいえ、これで終わりは、ちょっともったいない気もする。監督も製作陣も声優も、こんなに鉄壁の布陣が揃うことなんて、めったにあることじゃないだろうし。うーん。今回の成果によるのかなあ。あんまりオススメしても逆効果かもしれないが、ほんとに年間ベスト級の、今後も語り継がれていくような作品だと思うので、可能な方は何としても映画館で観て欲しいですね…。
  • 微妙に公開規模が小さいのもちょっと気になるんだよな。都心部だと5館くらいなのか…。配給会社の問題かな…?まあTOHOシネマズ日本橋みたいな大きな劇場がちゃんと上映してくれてるから、いいっちゃいいんだけど。
  • でもスクリーンは妙にちっちゃくて、作品の傑作ぐあいに比べると、若干の扱いの小ささを感じる。こういう、映像と音をすみずみまで味わい尽くすべき映画こそ、自慢のTCXとかの大画面で見せてほしいな〜。いいじゃんシンデレラなんて…(蒸し返すなよ)。
  • 風向きがあやしくなってきたので今日はこの辺で。『百日紅』、さらに漫画とアニメの比較とかもしてみたいですね。
  • それにしても風が強くなってきた。部屋が揺れていてマジにこわい。先述したドアの横のカエル(ツチノコ)、風で空を吹っ飛ばされるんじゃないか。「その名も高き、飛びガエル」みたいな名前の小説があったな、たしか。