沼の見える街

ぬまがさワタリのブログです。すてきな生きもの&映画とかカルチャー。

マッドマックス(IMAX3Dリバイバル)観た!

  • マッドマックス 怒りのデス・ロード』がなぜだか同時多発的に各地のシネコンでリバイバル上映しているので、TOHOシネマズ新宿のIMAX3Dで観てきました。ちなみに!これで!劇場で観るのが8回目になります!V8!V8!V8!V8!V8!V8!(ずっと言いたかった)
  • 一番最初にマッドマックスを観たのがまさにこの新宿IMAXだったので、一周して帰ってきた感じがありました。新宿IMAX3D、日本橋2D、立川2D(極上爆音)、丸の内2D、どこかの2D、バルト2D、平和島4DX、そして今回再び新宿IMAX3D…という順番だったかな、うろ覚えですが…。ほとんどが2Dですが、そもそも夏の大作ラッシュでIMAXがわりとすぐに終わっちゃったんですよね。画面の色が暗くなるのが嫌だったので、普通の3Dはなるべく避けたいと思ってましたし(4DXは強制的にXpanDの暗いメガネになるのでそこはちょっとイヤだった)。
  • そんなわけで「初回にIMAXマッドマックスを見られたことは、本当に得難い、二度とない体験だったのだなあ…」としんみり思っていたのですが、この度まさかの二度目を体験することができました。しかしなんでまたこのタイミングで…とか色々考えさせられますね。もちろんマッドマックスが素晴らしい作品で絶対に客足が見込めるからなんでしょうが、アカデミー賞への多数ノミネートとかもけっこう影響してるんでしょうか。キネマ旬報映画秘宝のダブル・ベスト1とかドメスティックな事情も意外と大きかったのかも(これは何気にとんでもない異常事態なのです)。
  • あともう一つ、どう考えてもIMAXを意識して撮られたであろう『ザ・ウォーク』に対して、映画館側が早々に見切りをつけた、という可能性もなくはない気もする…。なんか客足が非常に少ないみたいなんですよ…。実に素晴らしいエンタメ映画なんですけどね!(しかもあんなに大々的に宣伝してたじゃん!)おかしいなぁ…。まあ映画産業というのは色々とままならないものなのでしょう。変な勘ぐりはやめて、再びマッドマックスが最良の環境で見られることを喜びたいと思います。
  • それで中身の感想ですが、言うまでもなく最高でしたね。マッドマックス、ぶっちゃけ3D効果自体はそんなに重要じゃない気がするんですが(あくまでオマケみたいなもんだと思う)、やはり画面と音響の素晴らしさという点でIMAXは圧倒的です。
  • (わりとみんなそうだと思いますが)もはやセリフの内容とかすべて覚えているので、字幕はガン無視して画面に集中できましたし、最高の没入感を味わうことができました。今回は「ショット」や「構図」に注目して、マッドマックスの「絵」がいかに素晴らしいかを分析しながら見ることにしたんですが、やはりどの瞬間を切り取っても凄まじい完成度ですよね…。せっかくの大画面で見られる機会なので、その絵的な鮮烈さを脳に焼き付けておきたかったのです。(まあブルーレイ持ってるから家で見りゃいいんですが、それとこれとは別です…。)2時間たっぷりとあの世界の美しさを堪能することができました。
  • あと特筆しておくべきは、エンドロールの曲が日本版のアレになりません!元からIMAX版だけは途中からマンウィズの曲にならなかったんですが、今回のリバイバルでもそのルールがしっかり適用されてるみたいですね。こっちをデフォルトにしてくれたらどんなに良かっただろう…。マンウィズ、かっこいいっちゃかっこいいんだけど、マッドマックスのかっこよさじゃないんだよな〜…。まあ彼らが悪いんじゃないんですけどね…。でもオリジナルのエンドロールがやはり最高です。この点だけでもファンは追加料金払う価値があるかと…。
  • それにしてもつくづく、マッドマックスのロングランっぷりはとんでもないですね…。最近、ディスクが出た後も半年以上続いていた都内での公開が(ギンレイホールで)やっと終了した…とか思ってた矢先にこれだよ!名画座どころか一等地のIMAXでリバイバルかよ!しかも4DXの再上映もやるっぽいし、スゲーなとしか…。もう、ほんとに、永遠にやったらいいと思いますよ。それに価する作品ですよコレ。現代の神話として、どう考えても殿堂入りでしょう…。神話なので語り継いでいかなければいけません。
  • そんなわけで、玄人の方も未見の方も、とりあえず新宿あたりに駆けつけてみてはいかがでしょうか。月並みな言葉ですが、ほんと見るたびに新しい発見がある作品なんですよね。それではくたびれたのでこの辺で…。ウィッネス、ブラッバーーーッ!!ウィッネーーース!!