沼の見える街

ぬまがさワタリのブログです。すてきな生きもの&映画とかカルチャー。

きらきらパズル

  • 「ほぼ日」で紹介されてた『スーパーベター』とかいう本を読んでるんですが、これがなかなか面白くて、ゲームが脳にもたらすスゴイ効能、みたいな内容なんですね。その中で、一般的にはゲームの中でも特に「しょうもない…」とされがちな、超単純なスマホゲーみたいな奴がむしろ人間の精神に良いんだ、みたいなことが書いてありまして。
  • なんかそういうゲームで、「フロー感」と呼ばれる、人間が何かに没頭している時に出る脳波みたいなものを人工的に極めて単純に作り出せるんですって。私の生活で例えると、漫画とか描いている時に後半がだんだん単純作業になってきて、あとは色塗りとかだけでもうほとんど頭を使わなくて良くなった時に生じる謎の楽しさ、あれが「フロー感」なんですかね…。確かにあの気持ち良さを味わいたくて漫画とか描いてるところがあるので、それをお手軽に味わえるってんなら試してみる価値はありますな…。
  • そんなわけで『ソリティア』とか『キャンディクラッシャー』とかと一緒に紹介されていたゲームを、影響されやすい私はさっそくダウンロードしてみたのです。スマホゲームは初体験かもしれない(DSとかはよく遊ぶけど)。名前なんだっけ…そう、『ブリッツ』とかいう海外のゲームでした。宝石を3つそろえて消す、みたいな超シンプルな無料ゲームです。
  • 電車の中とかでよくいろんな人がきらきらしたカラフルなパズルで遊んでるのを見て、「こんなの楽しいわけ?」って思ってたんですが、やり始めるとけっこう没頭しちゃいますね、たしかに…。気づいたら30分くらいたってました。どうなんだろう、なんか良い脳波が出ているんだろうか…。仏教の「瞑想」とかとほとんど同じ効果があるって科学的に証明されてるらしいんですけどね。本によるとこういうゲームで生まれる「フロー感」が、嫌なことがあった時とか不安な時に気持ちを切り替えるスイッチになるらしいですよ。うまく活用すれば役に立ちそう、かも。
  • この本とても面白いので、読み終えたらまた感想でも書きます。なおツイッターとかだと「フロー感」は生じないそうです…。そうかもな…。